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健康的な食生活の提案

結論:人間がもっている健康なカラダになるのが基本で、その結果体脂肪を燃焼できるカラダになり体重が減るという結果をもたらす


旧石器時代にはメタボもガンもうつ病もない

人類が誕生した旧石器時代は、260万年前に始まり1万年前に終わりを迎えました。人類は約10万世代にわたって木の実や根菜を集め、野生の動物や魚を借りながら暮らしてきたわけです。


当時の暮らし

・空腹時間が長い

・決まった時間に起きる

・狩猟で筋肉を使う

・木の実などを探して長距離を歩く

狩猟採集民は早死にではありません

現代の狩猟採集民族から以下のことがわかっています。

・狩猟採集民は15歳までに43%が感染症で死ぬ

・子どもの死亡率を除くと、狩猟採集民の平均寿命は78歳ぐらいになる


狩猟採集民はワクチンなどが使えないせいで乳幼児の死亡率が高く、そのために平均寿命が低く出てしまいますが実際にはかなり長生きです。


狩猟採集民の体型データを見ると、多くの民族では男性の体脂肪率が13%前後、女性は21%前後に収まっており、おそらくこれぐらいが人間にとって最も自然で機能的な体型なのだと思われます。




食の原点回帰

人間の心と体は、主に旧石器時代の環境でうまく働くように進化してきたと考えられます。だからといって旧石器時代の生活に戻ることは不可能です。現代の生活で失われた野生のからだを取り戻すには当時の生活を取り入れるのが良いようです。


加工食品に囲まれて常に満腹、且つ動かない現代人の生活は人類の歴史のうえでは異常なことだという認識が大切です。


今日の加工食品には科学の成果が詰まっています。私たちの脳を限界まで興奮させ、食欲が止まらなくなるようにデザインされています。
(引用 パレオダイエットの教科書)

農耕民族 OR 狩猟採集民族、どっちの食生活がいいの?

食事によるダイエット法は数多くありますが、健康的な方法はそれほど多くありません。大別すると菜食(農耕民族的)か肉食(狩猟採集民族的)かと言えます。


農耕民族的

・マクロビオティック(食性を陰陽でわける)

・日本の伝統的な断食道場(ダイエットというより治療)

・日本の和食・伝統的な食事法(いわゆる、まごわやさしい等)

・ヴィーガン(乳製品・卵も食べない菜食主義者)


狩猟民族的

・アトキンスダイエット(糖質カットの本家)

・ケトジェニックダイエット(ケトン体をエネルギーに使おう)

・パレオダイエット(旧石器時代の食生活にもどろう、結果的に糖質は減る)


それぞれが実績やエビデンスをもとに優位性をうたっている状態です。糖質制限派は、炭水化物の理論的な最小必要値はゼロであり、狩猟採集民は糖質をほとんど摂らなかったと言います。


しかし狩猟採集民の調査データによると、糖質が総カロリーの2割を下回る民族が存在しません。肉食中心のイヌイット族ですら、アザラシの肝などから糖質を摂取しています。逆に糖質の量が7割以上を占める狩猟民族も多く、炭水化物は人間にとってごく自然な栄養素ともいわれています。




合う合わないは人による

身も蓋もないですが、農耕民族的に炭水化物(加熱でんぷん)を摂るのか、あるいは狩猟採集民的にタンパク質主体の食生活を送るのが良いのかは人によります。


体質は人それぞれ違いますので合う人合わない人が出てきます。その人に合うものを実践しさえすれば結果、長続きするので健康的かつ適正な体重になるでしょう。


マクロビオティックで元気な人がいる一方、マクロビオティックを続けているのに血色が悪い人、ヨガとマクロビしながら冷え性だといつも言っているような人も結構います。残念ながら体質に合っていません。


また、糖質制限にしてもヒト本来の食生活だと言いますが、腸内環境の悪化、便秘になり易かったり、現代社会では害のある油をさけるためかなりの努力が必要だったり、また、そもそも地球上に9億人いるといわれる飢餓に苦しむ貧困層を犠牲にして肉ばかり食べ続けていいのかという食糧問題もあります。





食糧問題などの社会問題はひとまず置いといて、、、。


エビデンス・統計では、果たして「私」にふさわしいのかはわかりません

統計やエビデンスに則った食生活は、多くの人にとっていいから「私」にもいいはずだ、というものです。「私」にあっているかどうかはやってみないとわかりません。


またケトジェニックや、アトキンスダイエットなどの欧米で盛んに研究されている高脂質、高タンパク食の食事法は日本人の体質に合っているのかは疑問です。


欧米人は、動物性タンパク質を多く摂取するため、腸内で異常発酵し有害物質を生じやすいことから、速やかに排泄するために短い腸が必要でした。また、肉類や乳製品を消化するために分解酵素を多く分泌するなど、高たんぱく高脂肪食を受け入れる仕組みが日本人よりも整っています。


私自身、タンパク質は体重の2倍(全カロリーの25%程度)まで、脂質は30%程度までが限界です。それ以上の摂取は胃腸の調子が顕著に悪くなります。


ただしこれも、体重が軽かったり、デスクワーク主体の方なら、必要カロリー自体が少ないので、タンパク質や脂質の比率は高くても大丈夫だったりします。


自分にふさわしい食生活を見つけるには試行錯誤が必要です。


中医学の体質論

一方、個々人の体質論を連綿と研究してきたのが中医学あるいは漢方です。中医・漢方薬膳は菜食でも糖質制限でもありません。個々人の体質・状態を重視してそれぞれの状態に合わせて食生活・食餌法は異なります。


例えば、水を2リットル飲みましょう、といっても脾胃が弱く水毒がたまってむくみがあり冷えがある人は水の飲みすぎは害になります。また身体が陰性の体質だと肉食の糖質制限をした方が体温は上がり血色はよくなるでしょう。そもそも肉は古く中国では薬店で扱っていました。


それぞれ「私」の体質を把握するには中医学が参考になります。




まとめ:からだ琉球のおススメはこれ!

PFC(タンパク質・脂肪・炭水化物)バランスをみながら持続可能な食事法を探しましょう。まずは、

・ゆるやかな糖質制限(=血糖値のコントロール)

・害のない油脂の摂取

・腸内環境の改善

以上が概ね、人種・年代を問わず様々な食養生法の最大公約数なので、ここがベースラインとなります。糖質をある程度制限するとタンパク質と脂肪の摂取が増えます。そこでポイントは肉類による腸内環境の悪化を防ぎつつ質の良い油を摂ることです。

この食事制限だけでも相当パワフルな健康増進・ダイエット効果があります。多くの方にとっては食生活改善への大きなインパクトになり体調の変化を感じるはずです。厳密に取り組めば食べるものはかなり制約されるでしょう。健康的な食生活にすれば適正体重に必ず落ち着きます。


※からだ琉球では「健康とダイエットは両立する」という食事指導を行っております。

自身のカラダは、自身で選んで食べた物からできています!食事をクリーンにすることは身体運動と同様に大きなインパクトがあります。

是非、トライをおススメします!

#食事 #マクロビオテック #糖質制限

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